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2004年10月5日火曜日

イタリア紀行 その6「フリ-ズドライ大会、サン・マルコ美術館」

10/5(火)
フリ-ズドライ大会
本日の晩ご飯は、友人が持参してくれていた無○良品のインスタントラーメンとスープです。初めて食べたけど、とっても美味しいんだね~。準備の良い友人は家からいろいろ持って来てくれていて、私はとっても助かっていました。
食後、友人は恒例のせんたく大会(国体レベル)に突入。



10/6(水)
(階段を上がったら。)
(室内の様子。)
好きです、 サン・マルコ美術館。

朝一番、8時15分に入館したので、お客さんも少なくゆっくり広々見ることが出来ました。
サン・マルコ美術館は、14世紀に建てられた修道院を改築した後、美術館にしたものです。1階は庭に面して回廊になっています。

2階への階段を数段登ると階段は右に直角に折れています。そこで階段右を見上げるといきなり2階の廊下にかけてあるフラ・アンジェリコの「受胎告知」がどーんと見えていました。この絵が見たくてやってきた美術館です。心の準備をする間も無く突然出くわしてしまって驚きました。
2階に登ると、「受胎告知」の左手に大きな窓があり、そこから朝日が気持ちよく入り込んで、絵を照らしています。絵の中で左側に描かれている大天使ガブリエルが輝いているようで、それがとても美しく感じられました。
今回、イタリアではたくさんの絵画を見ましたが、今の私にはこの「受胎告知」が最も心に残る作品でした。
2階は、かつて修道士たちの住居部分で、廊下にそって個室が並んでいます。1部屋に1枚、アンジェリコの絵が飾られています。部屋の中はとても質素。

サヴォナローラという指導者的な立場にあった修道士も、ここで弟子の修道士達と寝食を共にしていたようです。彼の部屋も、他と変わらず質素なものです。

なぜ私だけ…!?
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅でピサ行きのチケットを買うために窓口の列に並んでいたときのこと。
物乞いのおばあさんが、列の前の方から一人一人に物乞いをしていました。どんどん私の方へ近付いて来ます。私としては内心焦っていましたが、私の番になって、そのおばあさんはちらりと私に一瞥をくれたかと思うとさっと私を抜かして後ろの人へと進んで行きました。地元の人、外国人関係なく声をかけていたおばあさんです。ホッとしつつも、なぜ私だけ抜かすのだ!?という思いが…。そんなに私はお金を持ってなさそうに見えたの??……よく分かっていらっしゃる。


2004.10/1~14 絵と写真、文:吉田葉子