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2004年10月3日日曜日

イタリア紀行 その4「日曜日の サン・ピエトロ大聖堂」

(大聖堂を正面から。)
10/3(日)
日曜日の サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂では毎週日曜日、ローマ法王の説法が行われます。そのため、サン・ピエトロ広場は各地から訪れる信者や地元の人、また旅行者で大にぎわいです。ローマ法王が描かれた旗を持ったグループや、洋服や帽子を揃えたグループもあり、皆はりきっている感じでした。毎週のこの説法を楽しみにしているのかな。一人に1冊略式聖書みたいなものが配られ、私も戴きましたがまったく読めません…。
私が大聖堂に到着したのが朝9時。法王が皆の前に出てくるのは正午くらい。法王を待つのがもどかしく説法を聞かずに大聖堂を後にしてしまいました。

(サン・ピエトロ広場に集まる人々。
大聖堂の前にある茜色の天蓋があるところに
ローマ法王が現われます。)
サン・ピエトロ大聖堂では毎週日曜日、ローマ法王の説法が行われます。そのため、サン・ピエトロ広場は各地から訪れる信者や地元の人、また旅行者で大にぎわいです。ローマ法王が描かれた旗を持ったグループや、洋服や帽子を揃えたグループもあり、皆はりきっている感じでした。毎週のこの説法を楽しみにしているのかな。一人に1冊略式聖書みたいなものが配られ、私も戴きましたがまったく読めません…。
私が大聖堂に到着したのが朝9時。法王が皆の前に出てくるのは正午くらい。法王を待つのがもどかしく説法を聞かずに大聖堂を後にしてしまいました。



サン・ピエトロ大聖堂を警備する衛兵は昔からスイス人と決められているようです。神聖ローマ帝国による略奪の際に、最後まで教皇を守ったのがスイス人の兵士だったことから、衛兵はスイス人という伝統になっているようです。更に衛兵の役に就けるのは、家柄が良く眉目秀麗な若者であることも状件です。
衛兵は、普段はツンとすました顔で門を警備しています。と、そこへカメラを持った観光客らしき二人の女の子が手招きをして衛兵を呼び寄せています。どうやら一緒に写真をとってほしいみたい。呼ばれた衛兵はツンとすました顔を崩さず、しょうがない観光客めといった目つきなんですが、鼻の下は伸び伸びでした。分かりやすすぎます。色気に負けるようで大聖堂の衛兵が勤まるんでしょうか。なんだか微笑ましい場面でした。

オレンジと青のラインが眩しい制服はミケランジェロのデザイン。なんでもやるな~ミケランジェロって。

大聖堂の中には、たくさんの彫刻や絵画があり、装飾もふんだんに施されていました。
(ここから奥は立ち入り禁止。遠い衛兵。) (大聖堂の身廊から内陣を見る。写真真中下にある黒いのがベルニーニ作の天蓋。この下の地下に教皇たちのお墓があるんだそうです。)
(身廊には教会を支える柱が幾本もあり、それぞれにたくさんの彫刻が施されています。この天使もその1つ。1人のおじいさんが随分長い間この天使の右腕を摩りながらお祈りをしていました。この天使像は、おじいさんにとっては何か特別な意味のある彫刻だったのかな。) (ミケランジェロ作のピエタ。世界各地から集まる人達の垣根で、私にはマリア様はあまりに遠い存在でした。)
(クーポラから身廊を見下ろしたところ。) (サン・ピエトロ広場から見える装飾彫刻の後ろ姿。後ろは見えないからって制作の手を抜いてる感が否めません。 大聖堂の屋上から。 )
(大聖堂屋上にミケランジェロ像が。ここのクーポラはミケランジェロが手掛けたのでした。 )


2004.10/1~14 絵と写真、文:吉田葉子