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2013年10月3日木曜日

『天龍村の風景から』展、終了しました!

東中野のビストロ『ソレイユ』さんでの展示とお料理のコラボ企画『天龍村の風景から』展、先日30日に無事、終了しました。
企画準備にあまり時間がなく、お知らせが間際になったり、また直接お知らせできなかった皆様、本当にすみません。そのなかでも足を運んでくださった皆様、本当に有難うございました。

ちょっぴり、展示風景をご紹介します。
















メインの展示スペースは、お食事のテーブルの後ろの2カ所。
左上に、天龍村の風景と四季をイメージしたイラスト。よーく観ると、いろんな暮らしの景色がちりばめられています。
右側には、放牧舎メンバーが天龍村で撮った写真をチョイスしてペタリ。




















写真の合間には、ラベル作りの過程で生まれた、村のおじいちゃん、おばあちゃんをイメージしたイラストに散っていただいて、いろいろ呟いていただきました!
このおじいちゃん、おばあちゃんシリーズ、このスペースを飛び出して「こんなとこにも?」って場所でも、お客様をお迎えしてくれましたに(^_^)



天龍村から送ってもらった加工品の数々やお野菜も販売。
加工品のなかではゆず胡椒、柚子うどんが人気だったみたいです。あとは何より、ていざなすを手に取ってくださる方が多かったとか。
皆さんのお宅で、どんな料理になったんだろう? 気になる〜。

キッチンカウンターの上には、天龍村のお隣・遠山郷(旧南信濃村・現飯田市)をテーマに2002年に作成したダイレクトメールも一同に展示しました。
そもそも天龍村とのご縁も、この遠山郷の某女性と知り合ったことから始まったのでした。
この他にも最近の仕事から、岩手県大槌町吉里吉里の写真とマップ、手ぬぐいも展示して、皆さんに観ていただけるようにしました。


さて、肝心の、今回の展示のメイン・お料理です!

★ランチプレートその1。ていざなすとパプリカのムサカ。
じゃがいもは三鷹の農家さん作とのこと。このジャガイモも味が濃くて美味しかった!
右端の素焼きは本来はこのプレートにはないもので、おまけで載せて貰っちゃったものです(・ω・///)
パプリカも天龍村から届いたもので、「国産のパプリカってなかなかないから嬉しい!」と、シェフ・樋口さんがさっそくお料理に取り入れてくれました。

★ランチプレートその2。
ていざなすを使った料理4点盛りに、コーンポタージュ添え。
いずれも、「素材の味ってこうだったな〜」と感じられる味です。なす堪能。
あと、個人的には丸麦がヒット。


そして、飲み物にも天龍村が。
ゆず果汁を使った『フレッシュゆず 蜂蜜ソーダ割』。テーブルの上に置かれた途端、ふわっと柚子の香が香って、とっても爽やか! これからの季節はお湯割りも良いんじゃないかなあ。
この他にも、メニューには天龍村産茶葉の緑茶『山楽和茶』の冷茶も。茶葉を粉末にして水出ししたものを用意してくれました。これで、よりしっかりした茶葉の味を楽しめるように。
樋口さんは「粉末にするとお茶の風味が消えてしまう茶葉もあるけど、天龍村の茶葉が味がしっかりしてるの。良い茶葉だと思うよ!」とのこと!


手前は林檎のムース。天龍村産ではないけど、長野県某所の林檎使用。
東京の一角で、思いがけず長野県づくし。


樋口さんのお料理は、余計な調味料もなく、本当に素材を食す、という感じ。
何かと味の濃い料理に慣れた現代の人には、一瞬、パンチがないと感じるかもしれないけど、お野菜の味ってこうだなあ、果物の味ってこうだなあと、じわじわと感じるのです。
何かこう……身体のなかをリセットできるような。
とても素敵なところで展示ができたなあと、ご縁に感謝しています。
ていざなすも、現物だけでも充分驚く見た目だけど、お料理が一緒に味わえたことで、お家で料理してみようと思っていただけたんじゃないかなあと思っています。
















あ、そのていざなすの写真を。今年の夏に我が家に届いたものです。比較に、普通に売られているナスと30cmの金尺も置いてみました(笑)
今回の展示では、その巨大さにびっくりする人、続出。
ていざなすは甘みが強く、ナス特有のえぐみがないので、お料理しやすいんじゃないかな?と樋口さん。ちなみに樋口さんのお薦めは、素焼きと塩揉みだそうですよ〜。


天龍農林業公社 http://www.tenryu-nourin.com
ビストロ・ソレイユ http://www5b.biglobe.ne.jp/~Y-Soleil/

2013年10月1日火曜日

お伊勢さんのご遷宮


今年2013年は、20年に一度の伊勢のご遷宮と、60年に一度の出雲のご遷宮が重なる年。
近年、俄にパワースポットとして注目を浴びるようになった伊勢も、とてもにぎわっています。参拝の玄関駅・伊勢市駅もすっかり綺麗になりました。

そんなご遷宮もいよいよクライマックス。ご神体が新しい社に移る遷御は、内宮が明日、外宮が5日に行われ、20年に渡る神事も終わりのときを迎えることになります。
とは言っても、ご遷宮はほとんどの行事が神宮のなかで行われ、一般の人間が見たり参加したり…ということはまずありません。が、いくつかの行事で、いわゆる「神領民」と言われる一般の人たちが参加できる行事があります。
その最後がお白石持行事。数年前からのご縁で、なんとその行事に参加してきました!

ちょっと遅くなりましたが、そのレポを以下に。


2013年9月17日火曜日

放牧舎 works.4 天龍村の風景から

展示会のお知らせ〜。
昨年の天龍村ブランド制作でデザインしたものの発表会を、東中野のビストロ・ソレイユさんで行います。興味とお暇がある方はぜひお越し下さい。おいしい料理も待っております。

放牧舎 works.4 天龍村の風景から

9月22日(日)~30日(月)12:00~21:00


 制作集団「放牧舎」が、長野県天龍村の天龍農林業公社さんに誘われ、村の良さを伝えるブランド制作に取り組んだ中で生まれた絵や商品を展示します。
 ソレイユは公社の様々な商品、農産物をテーブルに乗せたいと思います。天龍村は「ていざなす」という大きな茄子が特産という事で、茄子料理をたくさん用意しようと思います。

放牧舎 http://park18.wakwak.com/~houboku/
ビストロ ソレイユ http://www5b.biglobe.ne.jp/~Y-Soleil/
天龍農林業公社 http://www.tenryu-nourin.com/
 

2013年9月16日月曜日

吉里吉里お祭り手ぬぐい

 吉里吉里のお祭りで配る手拭を作りました。実際に登場する「鹿子踊り」「神楽」「御神輿」「虎舞」が図案化されています。

 今回は本染めでなく顔料プリントでした。これだと色落ちが気になったり、裏から見ると図案が見えなかったりしますが、細かい線もシャープに出ていてなかなかの出来です。

 いつも通り自画自賛。

この図案が決まるまで、以下の3パターンを提案。結局、時間と予算を考えて、第1案を1色で作り直すことで決まりました。
第1案。縦位置カラーだったのです。
第2案。それぞれの目元だけを描いたもの。折り畳んで頭に巻けば、虎の眼の鉢巻、鹿子の眼の鉢巻、獅子の眼の鉢巻になるという・・・。

第3案。それぞれをデフォルメして可愛くしたもの。没になってしまいましたが、結構お気に入りでした。

2013年5月28日火曜日

吉里吉里の旅

岩井と樋口で岩手県大槌町の吉里吉里地区へ行ってきました!


そもそもは、NPO法人共存の森ネットワークが震災直後からスタートさせた聞き書きプロジェクトにあわせて現地入りしたのが最初。2011年の7月のことでした。
あれから2年、今回は放牧の2人だけで現地入りです。

赤浜地区

釜石でレンタカーを借り、大槌の中心からまずは赤浜地区へ。
2年前に来たときはまだガレキだらけで、警察が行方不明者の捜索をしていて…という光景でしたが、今回は旬のウニ漁の小舟がたくさん並んでいました。
小舟の奥、湾の真ん中にちっちゃく映っているのが蓬莱島。NHKの人形劇『ひょっこりひょうたん島』のモデルとも言われる島で、ひょうたんを横にしたみたいな形をしています。震災の前は堤防で繋がっていて、車でいけたとか。人工の堤防は津波でさらわれて、島は綺麗に残っていて…と、土地の方も感慨深げでした。

赤浜地区を集落側から。

赤浜を見たあとは吉里吉里へ。
津波でさらわれた家の、残された家の基礎部分を取り壊す工事が進んでいました。
その上には鯉のぼり。震災後、全国から贈られてきたものとか。旧暦の端午の節句まで泳いでいるそうです。

 
吉里吉里の鯉のぼり(左)集落から船越湾。白い雲がもくもくと。海から冷気を運んでくる雲(右)

吉里吉里でお約束をしていた方と、一年ぶりの再会。お話を聞いたあと、早速地区内を見て回る……の、はずが、出だしはなんと、今が旬のウニ丼!!!
お、美味しい……!!!

ぴかぴか。浪板の『さんずろ』にて。
2人とも、「一生分のウニを食べた気がする……」と半ば呆然。つみれのお味噌汁も染み渡る美味しさで、やっぱり海の世界だなーとしみじみ思ったら、「秋は松茸が美味しいぞ!」と土地の方。海と山は繋がってた。

岬の突端にあるのが野島。
案内してもらった場所のひとつが、野島。遠くから見るだけでしたが、なんとこの島には神様のお社があるんだとか。年に一度、ワカメの収穫期が終わった頃にお祭りがあるそうで、小舟をつけて島にあがり、ロープに掴まって崖をあがって…と、聞くだけで大変そうな感じ。
「ワカメ漁が終わって『お疲れさん』というか、神様に感謝してという、そういう感じだね」と土地の方。実は赤浜の蓬莱島にもお社があって、年に一度お祭りがあるんだそうです。震災の津波で堤防が壊れ、以来島にあがれなくなったので、「お社がどうなっているのか、気になっているんだが…」。
見ると、ちょっとした岩の上にも小さな社があったり、「そこらじゅう神様だらけよ(笑)」とのこと。


それから鯨山神社へ。

鯨山神社にある不動滝。
滝壺に崩れ落ちた岩。

ここは現在、震災で崩れた岩が滝壺に流入していたりと、復旧中。今回は特別に入れていただきました。鯨山という名前の由来はいろいろあるそうですが、鯨と人との長い付き合いを感じさせる名前。
狛犬のしっぽにはアワビの貝殻がかけてあって、ここでも、海と山が繋がっている感じ。
そういえば鯨山神社への山道のさなか、カモシカに出会いました。カモシカは慌てるでもなく、じーっとこちらを観察したあと、悠然と山の奥へ消えていきました。

吉里吉里漁港から鯨山。
漁港湾内は海底のガレキを撤去中。
流されたテトラポットが、沖合でひとまとめに。




震災から2年が経ち、町の復興計画もまとまって、吉里吉里の集落には朝から一日中、家の土台の撤去の音が響いています。案内してくださった土地の方は、「土台があった頃はまだ『ここに家があったんだ』と思っていたけれど、土台もなくなってしまうと、家があったのかどうかも段々とわからなくなってくる」とおっしゃいました。

吉里吉里の集落を臨む。
手前の茶色い伐採地は、新しく保育所を作る場所とのこと。

















一日だけのバタバタな訪問の最後は、赤浜に最近できたイタリアンのお店『BARLITO』で早めの夕食。テレビで紹介されていたのを見て、行ってみたかったお店でした。私たちが食事の間も、お一人でふらりと気軽に入ってこられるお客さんが何人もいました。
ちなみにこのお店のデッキからは、蓬莱島が見えるのです。

私がいただいたパスタ!
一部食べちゃった後。





















夜は釜石へ戻り、レンタカーを返して東京行きの夜行バスに。
次は夏のお祭りを見に来たいなあと、吉里吉里再訪を思い描いた旅でした。

2013年5月23日木曜日

バラの季節

   2、3ヶ月前に水彩色鉛筆で描いた、黄色のバラ。お教室で生徒に好きな色を選ばせて描いたのだけど、黄色は難しいと言われ、この色だけ残ってしまいました。家に持ち帰り、花瓶にさして2週間が過ぎた頃、少し枯れ始めたバラは、最後の力をふり絞って、描いてくれと訴えているように見えたので…それで慌てて描いたのがこの一枚。この絵は、まだ寒い時期に描きましたが、ちょうど今は街角でも、春咲きのバラがたくさん見られます。
 上の写真は、都内にある旧古河庭園。こちらも今が見頃です。バラのいい香りがして、癒されます。この時期は、夜、ライトアップしているそうです。5月は、散歩やスケッチのいい季節♪日差しがだんだん強くなってきましたので、紫外線対策やしっかり水分補給をして、外に出かけてみてはいかがでしょうか。

2013年5月20日月曜日

はじめての茶摘み


天龍村に茶摘みに行ってきました。

摘めたのは午後の数時間、地元のじいちゃんばあちゃんに教わってはじめての茶摘み体験でした。連れて行っていただいた天龍農林業公社の方も「手摘みはやったこと無い、初めてだよ」と言いながら一緒に作業してくれました。


お茶の葉。
明るめの色の葉が今年の新芽。
分かります?
腰に籠を付けて、茶摘み開始。
まず教わったのは「こわい(固い)葉を摘まずに、みるい(柔らかい)葉だけを摘む」こと。最初はどの葉を摘んで良いのか分からないので怖々の作業でしたが、だんだん熱中してきて会話も無くなり、猿の毛繕いのように茶葉を摘んでいました。

「片手で摘んで、摘んだ葉を握りながら次の葉を摘む。出来るだけ籠に茶葉を入れる手数を減らすのが早く摘むこつ」だそうです。これがなかなか難しい。

機械で刈るとあっという間なのです

今年は、丁度新芽が出る時に霜が降りてしまい、一番茶の葉が枯れてしまったそうです。そのため、次の葉が出て来てはいるものの、まだまだ小さくて思うように収穫できていないとのこと。「本当はもっと摘む葉が大きくて分かりやすいんだけどね」と教えていただきました。

採れたのは全員で4kgほど。「これじゃあバイト代は払えないな」との言葉にがっくり。
これで40数kgぐらい
慣れた人だと一日15kg、名人は30kgも摘むそうです。


摘んだ茶葉はこのあと工場に運ばれ、蒸されて揉まれてお茶になります。
蒸すにも、「浅蒸し」「深蒸し」とあって、蒸す時間がお茶の味を決めるそうです。公社で作っている「山楽和茶」は「浅蒸し」。色は薄めで香り高い仕上になっています。工場見学は去年に続いて2回目。今年もお茶の良いにおいと、「これから忙しくなるぞ〜」という雰囲気に満ちていました。

去年の工場見学の様子はyuukiさんがこちらに書いてくれています。http://houboku.blogspot.jp/2012/05/tenryu-mura-tea-gardens.html
放牧舎が名前も含めて
ラベルデザインに関わった「山楽和茶」

今年の「山楽和茶」は放牧舎員が摘んだ茶葉も混ざっているはず。
お世話になった皆様に感謝。

ひぐち




2013年3月10日日曜日

BORO
















浅草の浅草寺脇にあるAMUSE MUSEUMで展示されている、『BORO』を観てきました。青森出身の田中忠三郎という方が収集されたもので、端切れの布を継ぎ足し、継ぎ当て重ねた服や手袋などが展示されています。
ここで展示されているものは、写真OK、触ることもOK。
厚み、重み、感触。
自分の手で、感じることができます。
足袋がまとめられた一角には、使い込んだ青や茶色の色合いのなかで、子供用の小さな足袋だけはかわいらしい赤色の布で作ってありました。とっても小さな、可愛らしい足袋です。
愛情。優しさ。
気持ちが伝わってくるようです。

もし浅草寺にお参りすることがあったら、是非、訪ねて欲しい場所です。
http://www.amusemuseum.com

2013年2月13日水曜日

初めてのカンボジア

 昨秋にアンコールワットの夢をみて、先月、急にカンボジアへ。昔、お世話になった方が、「かやちゃんなら、きっとカンボジア好きだと思うよ」と話されていた事もどこか頭にあったのかもしれません。思い立ったら吉日、とにかく、カンボジアに呼ばれているような気がしたので、行ってきました♪ヾ(^∀^♯)/

 日本からカンボジアへ行くのには、直通便がまだないので、ベトナム(ハノイ)で遊んでから向かいました。時差はあまりなく、日本より2時間遅いだけなので体は楽なのですが、カンボジア(シェムリアップ)の気温は30℃前後。日本と比べると気温差20℃以上!!たった6日間の旅でしたので、体調を崩してはつまらないと思い、ハノイでワンクッションおいて、10℃ずつならして、カンボジア入りしました。
ハノイ、休日だけどバイクだらけ。皆、マスク。
 
ベトナム最初の大学、孔子を祀っています。ぐるぐるのお線香!
















 


バイヨン、顔の曲線がきれい
  それではシェムリアップの遺跡をこれから、いくつか紹介していきますね。大きな都城と意味するアンコール•トムは、12末~13世紀頃の遺跡、総面積900ha(東京ドーム60個以上の大きさ)、頑丈な城壁に囲まれ、東西南北に城門があります。アンコール•ワットが有名ですが、アンコール•トムの方が4倍も5倍も大き〜いのです!!
 まずは南大門から。岩で造られた高さ23mの観世音菩薩の四面仏塔。足下にはゾウがいます。これらの岩、北東約40㎞離れた所から、乾期にゾウに引かせて運んできたとか。だから石を見ると、棒を引っ掛けた、小さい穴が開いています。
 次にバイヨン。クメールの微笑みとして知られた四面仏塔群や当時の生活を描いているレリーフなどがあります。岩山のように迫ってくる巨大寺院、その存在感にただ圧倒されます。トムの中は広くて、バブーオン、王宮、ピミアナカス、ゾウのテラス、ライ王のテラスなどもあります。
 カンボジアで使われている素材は、土台などに使われている硬いラテライト石、柔らかい砂岩、それからレンガ、木材や漆喰も使っていたようです。でもこんなに遺跡が残っているのは、地震のない国だからなんでしょうね。



長い参道のバブーオン、雨季になると水位がもっと上がる
ゾウのテラス





 




門の中からみたアンコールワット
   夢でみたアンコールワット、とうとう実物を見る事ができました。だけど、イメージしたものと、ちょっと印象が違ったような…?それは、たぶん光や季節で違ってみえるのでしょうね。気温は30℃もあるけれど、今は乾期。真っ青な空を想像していたけれど、晴れていても薄い雲がかかっているよう。サングラスをかけなくても平気だったので、思っていたより紫外線が少なかったみたい。緑の量も少なかったし、遺跡が弱くみえたのは私だけでしょうか。観光するのにはいい季節なんですけどね!
3段に区切られ、上段は天国、中段は現世、下段は地獄
環濠(寺院の周囲を取り囲む、お堀)の橋をわたり、参道へ。門から本堂まで約350m参道があり、経蔵と聖池が左右に両側にあります。水面越しに見るアンコール•ワットもなかなかですよ。それから第一回廊のレリーフ、ヒンドゥー教の天地創造神話を描いた「乳海攪拌」、インドの二大古典叙事詩「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」が見事!!そして、第三回廊&中央祠堂へ行くのには、70度の非常に傾斜のきつ〜い階段を上がらなくてはなりません。今は手すりをつけてあるから怖くないけれど、こんな所を毎日、王が上り下りしていたと思うと、大変だったでしょうね。

 



春分•秋分の日はアンコールワットの真後ろから太陽が昇るらしい
翌朝5時起きで、日の出のアンコールワット。暗いうちから観光客でいっぱい。まるで天体ショーでも始まるのではないかと思うぐらい。この時期は、日の出が見られる確率は60%。さて、どうなるやら!?日の出の時間になっても、低い所に雲があるので、もう見られないかもと諦めていたのところ…ねばって10分ほど待つと、なんと太陽が!雲がどんどん薄くなり、太陽の姿がみえてきました。う〜ん、ラッキー♬何か、いい事ありそう(*σ^∇^)σところで、日の出を見て、ありがたく思うのは日本人だけなのかしら?


  




 ガジュマルなどの巨木と廃墟がある、タ•プローム。カンボジアは年中暖かいので、小さな種一つでも、みるみるうちに生長します。遺跡を壊しながら、ときに絡み付くように、覆いかぶさるように。迫力あるその生命力に、息をのみます。ラワンなど、木の根元にシロアリの巣があり、そのシロアリの力で砂が溜まり、遺跡の姿も隠さてしまうとか。掘り起こされたくないと言わんばかりに、何もしなければ遺跡が再び消えていくんです。だから、修復したり、常に手入れをしなくてはならないみたいですよ。今、ジャングルのようになっている土地にも、まだ掘り起こしていない遺跡がたくさん眠っているとか。自然の力は、ほんとに凄い。
バンテアイ•スレイのレリーフ

 アンコールワットから北へ約20㎞にある、ヒンドゥー寺院のバンテアイ•スレイ。柱や建物の表面に切れのあるステキなレリーフが多くあります。現地ガイドさんはピンク色と言っていたけど、建物全体的に赤み帯びています。


 
 


ランブータンも美味しいよ!
ヤシは、スポーツドリンクのような味

魚が逃げ出していました〜♪
            
 
オールドマーケット

 





 

  

 短期間の旅でしたので、ゆっくりスケッチできなかったのが残念。だけど、のんびり休養し、リフレッシュしましたよ。そうそう、珍し〜く、飛行機のトラブルが2回もあって、びっくり!1回は、3時間も空港で待たされて、カンボジアに着かないかもしれないとちょっと焦ったけど、なかなかいい経験でした。ベトナムもカンボジアも、とにかく食事が美味しくて(野菜果物、麺類GOOD)、日本人が旅するのには、過ごしやすいところだと思います。それから、私はしなかったのですが、スパ&マッサージの好きな方にもお勧めです。カンボジアも好きですが、旅から帰ってきて…やっぱり私は、しばらく行っていないインドへ再び行きたいなぁ…て。今年は難しそうですが、近いうちにまたインドに行ける日が来るといいなと思っています。以上、レポート終わりま〜す。