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2004年8月16日月曜日

新島紀行03 その2

●2004年8月13日(金) 晴れ
新島博物館に行く。海図を見せて頂いたり、館内を案内して頂いたりしました。その後、博物館の2階で新島村史や、大踊に関する資料を読んで過ごしました。
午後、再び石山展望台へ行き、かや子ちゃんとスケッチをしました。海から強風が吹き上げてくるは、直射日光に晒されるはで、楽しくスケッチができました…。
夕方、淡井海岸へ場所をかえてスケッチをしました。波も岩も美しい。相変わらず風は強いのですが…。

今夜は、明日行われる踊りの本番に備えて、お寺の境内で大踊のリハーサルをしました。かや子ちゃんと私は、踊手の先導として、鎌とほうろく傘を持つ役に抜擢されてしまいました。突然のことで訳が知れませんが、完全に参加する方向に向かっています。明日はどうなることやら…。

(一郎師匠 )
リハーサル後、踊りの師匠一郎さんやたくさんの人が集まり、手打ちうどんを作って食べました。一郎師匠は子供時代の話をたくさんしてくれました。

深夜2:40。アテネ五輪の開会式をテレビで観ようと、みなで起きていましたが、始まる直前にダウンしてしまいました。

●2004年8月14日(土)晴れ
博物館でノボリさんと、イシノさんに、昔のくらしの様子などのお話を聞く。
夕方、私達はすっかり大踊の着物に着替えて、お寺に向かいました。そして、鎌と傘を持つ役をなんとか無事にこなしました。私が持った鎌は軽かったのですが、かやこちゃんが持った大きな傘は、結構重かったみたいです。本来は男性がやる役なのだそうですね。とても貴重な体験をさせて頂きました。また、今年は踊り手の中にも史上初の女性が参加しました。


●2004年8月15日(日)雨、風、薄ら寒い
午前中は博物館で過ごし、夕方は本村の大踊りを見に行きました。
若郷の大踊と似た装束ですが、踊りはまったく異なります。

●2004年8月16日(月)晴れ
フェリーターミナルまで皆が見送りに来てくださいました。

乗船券は席なし券だったので、甲板にタオルケットを敷いて過ごしましたが、海風が心地良く、新島の思い出に浸りながら楽しい船旅ができました。新島博物館、大踊保存会、若郷小学校のみなさん、ありがとうございました。

おしまい。

2004.8/11~16 絵と写真、文:遊樹

新島紀行03 その1

今回は、岩井、酒井、遊樹の三名で旅しました。

●2004年8月11日(水) 晴れ
朝、東海汽船さるびあ丸で新島に到着。気温30度。北村さんと寺内先生が出迎えてくれました。
お二人の案内で、夏休み中の若郷小学校を訪れました。2000年7月に震度6弱を観測した新島近海地震の時、小学校裏の崖が、一気に崩落したそうです。皆無事だったそうですが、ネットを張ったその跡が、学校の屋上から見えました。

次に淡井浦海岸へ行きました。かや子ちゃんが描いた風景画で見ていたのと同じだなあと思いました。
←「新島紀行01」より。絵:酒井かや子。